古事記に親しむ旅〜大和編〜1日目②
大神神社さま。
正式参拝の儀を終えて、
拝殿横の廊下から、重要文化財「三ツ鳥居」を見せて頂きました。
(写真はHPからお借りしました)
三兄弟で肩を組んだような鳥居。
ご神体の三輪山には3つの磐座があり
上から順に大物主さま、大国主さま、少彦名さまがお祀りされているそうで、その三柱が仲良く肩を組んでいるかのようでした。
そのあと参集殿に入れていただき、ご神職が神社の由緒や古事記との係わりをご説明下さいました。本場ゆえかしら、古事記への愛があふれるようなお話でした。
大物主さまのお話は、ねぇ!ちょっとぉ?と声を上げたくなるエピソードが。。。そういうのを、本に書いて大事に伝えてきてるのも またをかし。
古くて立派なお社なので、周囲には摂社も見どころも沢山あって、本当ならたっぷり半日がかりでゆっくり観せていただきたいところですが、そうもいかず、一番大きな摂社の狭井(さい)神社だけ、ご案内いただきました。
病気平癒の神社だそうで、薬売りの地富山からの私たちにはぴったりかも。
写真撮り忘れましたが、拝殿左手奥にお水を頂けるところがあります。ものすごく柔らかくって美味しいお水でした。近くだったら汲みにいきたい!
そして最後にご神職が案内してくださったのが展望台。
グデグデになりそうになりながら、段をのぼり
視界がひらけると、、、、、奈良の盆地が一望できるのです。
見事な天使の梯子。
歓迎されているなぁ、と。。。嬉しい気持ちになりました。
やまとは 国のまほろば たたなづく
青垣 山隠(やまこも)れる やまとしうるはし
倭建命ヤマトタケルノミコトの御歌です。
大和に帰る途中の旅の中で命を落とした倭建命、望郷の歌と伝えられています。
きっとこの風景を、思い描いていらっしゃったのでしょうね。
古事記に親しむ旅~大和編~1日目①
7:30にバスが出発し
途中休憩、昼食をとって、14:00頃に到着しました。
大神神社。おおみわじんじゃ。
と書いて、みわ、と読ませるのは 他にもあるのでしょうか?
お山自体をご神体として祀っている有名な神社です。
宮司さんから教えていただいたのですが
日本では 神社、といえば 大神神社。
神宮、といえば 伊勢神宮。
大社、といえば 出雲大社。
古墳、といえば、箸墓古墳。 なのだそうです。
個人的には、むかーし読んだコレ、
三輪山の伝承をモチーフにした小説で、怖いけど面白かったのです。
(え、やだもう、20年も前の小説なんだね)
ハードカバーで持っていたんだけど、誰かに貸したまま、行方不明だなぁ。
そうしてまた買いなおして、我が家の本は増えていくのです、笑。
遠くからも目立つ、32mもの大鳥居。
そこから徒歩15~20分で、お社の下の二の鳥居に着きます。
思わず、わぁー、と声が上がる。テンションも上がる!
手水舎には、ヘビさん。
さすが、大物主さま。
私たちは、宮司さん率いる旅で、正式参拝なので
ぐるりと廊下を回って、拝殿まで進みます。
いつもなら他の観光客さんとおんなじで、
拝殿を奥に眺めながらお賽銭を投げるのですが、今日は違う。
さっきまでダラダラ上り坂を歩いてきて、かなり暑かったのに
中はなぜかひんやりしている。すごく気持ちが良いのです。
祓詞を奏上してくださり 修祓(左・右・左、のアレね)
代表者が榊を供え、みんなで二礼二拍手一礼。
そのあと、綺麗な衣装をつけた巫女さんが、鈴を鳴らして下さって。
りんりんと軽やかな鈴の音がまたなんとも良いのです。
拝殿を出、直会のお神酒も頂いて、、、
これが正式参拝なのね~。。。ありがたや~。。。
拝殿の中央、真正面の奥にも扉がひらいていまして
ご神体であるお山からの風が吹き下ろすのです、と、、、、
手前側の廊下にいた私たちにも風が吹いてきました。
それはそれは清浄な、爽やかに涼しい風で、、、
神の息吹、という言葉に、素直に頷けました。
忘れがたい風でした。
古事記に親しむ旅~大和編~序
大和国(奈良)に行ってまいりました。素敵な素敵な旅でした。
はぁぁ。しあわせ~。。。
ちょっと振り返ってみたいとおもいます。
2011.3.11
あの極限状態での秩序と譲り合いに、世界中が驚嘆したと言います。
とは言え、日本人なら自然な姿。
何をそんなに…と思う気持ちもありました。
「え?そうなの?日本人ってスゴイの?」
そう思われた方も多かったのではないでしょうか、ワタシもそうです。
その後、日本を見直そう、の動きが大きくなってきました。
本屋さんでは、日本を称賛する海外の声を紹介した本たちがずらりと並ぶようになりました。歴史本も沢山。古事記・日本書紀などを紹介する本も多くなりました。
竹田恒泰氏「日本人はなぜ日本のことを知らないのか」
これ、ベストセラーになりましたね。
衝撃的なタイトルで、、、やられました。読みました。泣けてきました。
これ読んで、日本人なら古事記を読まにゃいかんのだ!と思わされました。
とは言え、とっかかりがない・・・何やら難しそうだし、、、
と思っていたら、また竹田氏がやってくれました。
青い方は、けっこう真面目に、ていねいに現代語訳されています。
でも、面白いのは断然オレンジです。めっちゃ笑えます。
ゲラゲラ笑いながら、うちらのご先祖さまたちは、こんなことをしてたんか!と思います。
そんなこんなで古事記に興味をもったワタシ。
いろいろ見ていたら、地元の神社さんで、古事記を読む会をしてらっしゃるではないですか♡
へぇぇ~、行きたいなぁ、でも途中から参加だと中途半端だしなぁ・・・
と思っていたら、
月に1回・約3年かけて読む企画が一巡し、2クール目の募集が目に留まりました!
これだ!!
ということで、昨年の春から、参加させていただいております。
「古事記に親しむ」
音読するんです。古事記を。
口が回りません。
長い長い神様の名前、読めません。 (ふりがなふってあっても、笑)
舌を噛みそうになります。
古臭い言い回し、良く分からん単語、いっぱい出てきます。
でも、なんか、楽しいんです。
みんなで声を合わせて、本を読むなんて、何年ぶりのことでしょう。
最初はどこで切って読めばいいのかも分からなかったのが
だんだんと見当がつくようになってきて
古文のリズムみたいなものが、自分の中に馴染んできて
語句の解説をしてもらえると、ふんふん、と意味がわかるようになってきて
そうすると、
1300年も前に書かれたことが、今も息づいていることに
改めてビックリします。
ここに書かれたエピソードから、その場所が、今も同じ名前をもっていたり
その子孫の方々が今も宮司さんとしてお祀りをなさっていたり
しきたりや舞が今も変わらず伝わっていたり
素敵じゃないですか?
行ってみたくなりませんか?
ということで、企画されたバスツアーに参加してまいりました♡
奈良は、中学の修学旅行以来でした。
大仏と奈良公園の鹿 覚えているのはそれだけで。
でも、今回はそこはカスリもしません。笑。
一度行ってみたいなぁ、と思いながら、
なかなか自分では尻が上がらなかったところばかりで
めっちゃ楽しみでした。
そんでもって、期待以上の、思いもかけない、アメージングな旅でした。
~~~続く
過去日記2015.8.27 烏。
烏
太陽の光を身体の隅々にとどけるイメージ…って感じでしょうか。
朝、日の出の時間にスタートできるように、と心掛けて
3日目水曜日までは、けっこういい感じでできました。
今朝は、瞑想してるつもりが二度寝してしまっていました(汗)
そしたら!
カァーカァーと烏の鳴き声が間近で聴こえ、
ビックリして、ハッと窓を見たら…
お隣さんの屋根の上
烏がこちらを向いて(目があった)もう一度、カァー。
この家に暮らして15年
お隣さんの屋根に烏がいるのなど、見た記憶がない。
烏はいても、ほとんど電線にいるのに…
そうか、そうだね。そういうことだね。
烏に「オイ、サボんな!」と言われたようです。
烏は 神の御使い 太陽の化身
残念ながら、三本目の足は見つかりませんでしたが…。